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◆総合格闘技ってどういうものなの?◆
総合格闘技とは、打撃(突き・蹴り)・投げ技・
固め技(抑込技・関節技・絞め技)などを駆使して勝負する格闘技です。
ボクシングや空手などの相手と一定の距離をとり立った状態から打ち技で
戦う打撃(立ち技)系格闘技や、レスリングや柔道など相手と組んだ状態で
固め技や投げ技を繰り出して戦う組技(寝技)系格闘技などを
同一ルール上で試合をするものです。
この同一ルール上であらゆる種類の格闘技の選手が公平に試合を
行なえるようになり、1970年代にアントニオ猪木が異種格闘技戦と
称し行なったものをより洗練したものに進化させたものです。
アントニオ猪木の異種格闘技戦は、当時かなり話題となっていましたが、
なんせプロレスルールがベースだったので不完全燃焼な試合も
多々ありました。
まさに総合格闘技は最強格闘家を決定する夢の格闘技戦なのです。
打撃系格闘技では固め技・投げ技が、組技系格闘技では打撃技がルールで
禁止されているのに対し、総合格闘技ではその両方を認めていることから、
“何でもあり”の格闘技とも言います。
英語ではMMA(Mixed Martial Arts)・Free Fight・
ポルトガル語ではVale Tudo(バーリトゥード=“何でもあり”)などと
呼ばれています。
日本でも少し前までは『総合格闘技』を『バーリ・トゥード』と呼んでいましたが、
最近では『総合格闘技』の名称が一般的になりました。
主な日本の総合格闘技大会はPRIDE以外に修斗・パンクラス・ZST(ゼスト)
DEEP・HERO’Sなどがあります。
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◆総合格闘技はどんな練習をすれば良いのか?◆
打撃・投げ技・固め技のすべてを練習し各技をバランスよく習得する
必要があります。
プロの総合格闘家でも必ずバックボーンとなる格闘技キャリアを持っています。
たとえば、
吉田秀彦 → 柔道
ミルコ・クロコップ → キックボクシング
ヴァンダレイ・シウバ → ムエタイ
などです。
もしあなたが、何か格闘技キャリアがあればその格闘技を中心に
他の格闘技の技を習得することが必要になります。
仮にあなたがキックボクシング経験者の場合でしたら投げ技・
固め技(抑込技・関節技・絞め技)の習得。
柔道経験者の場合は、打撃技(突き・蹴り)の習得。
もしあなたが格闘技未経験者であれば、総合格闘技ジムなどに通い
必要な打撃(突き・蹴り)・投げ技・固め技(抑込技・関節技・絞め技)などを
バランスよく習得することが大切です。
なんと言っても総合格闘技は『格闘の総合商社』ですから・・・・
◆総合格闘技はどこで教えてもらえるのか?◆
総合格闘技道場&ジムは必要な各種格闘技をそれぞれ学ぶことができます。
もちろん、ほとんどの総合格闘技道場&ジムは格闘技未経験者でも
入門できます。
例えば
高田道場
PRIDE統括本部長 高田延彦氏主宰
サブミッションレスリング・ムエタイ・ボクシングがそれぞれ学べます。
GRABAKA(グラバカ)
パンクラス第二代ライトヘビー級王者 菊田早苗選手主宰
サブミッションレスリング・打撃・柔術・組み技がそれぞれ学べます。
総合格闘技を習得できる道場&ジムの詳細はお役立ち@リンク集を
ご覧下さい。
また最近ではアマチュアのサブミッションレスリング大会や総合格闘技大会も
開催されています。
◆総合格闘技に役立ついろいろな格闘技の紹介◆
≪アマチュアレスリング≫
アマチュアレスリングは、オリンピックの公式競技ともなっています。
プロレスと区別するため、アマレスと呼ばれることもあります。
大きくグレコローマンスタイルとフリースタイルの2通りのルールがあります。
グレコローマンスタイルでは、競技者は腰から下を攻防に用いることが
出来ません。
これは、古代ギリシャ、ローマでのルールに由来しています。
一方、フリースタイルにおいては、全身を用いることが出来ます。
これは、18世紀イギリスで行われたルールに由来しています。
どちらのスタイルにおいても、ポイント、勝敗の判定に違いはありません。
現在、女子の公式競技はフリースタイルのみ行われています。
打撃技、関節技、絞め技は禁止されています。
レスリングの技術は総合格闘技に於いて、タックルで相手からテイクダウンを
奪うのに有利なテクニックです。
UFCでもグレイシー柔術の次に
台頭してきたのはレスリング出身
の格闘家たちです。
レスリングは総合格闘技の基本
とも言えます。
レスリング出身の主な総合格闘家
マーク・コールマン(PRIDE GP 2000王者)
ランディ・クートゥアー(UFC)
桜庭和志(PRIDE)
※ ちなみにランディ・クートゥアー(UFC)は、管理人SANADAと同じ歳です。
≪日本拳法≫
日本拳法は打ち技、投げ技、固め技の三つの技体型を有する
古くから存在する武道です。
日本拳法は、1932年(昭和7)、柔道家の澤山宗海(さわやまむねおみ)に
より、柔道では当身技が試合で禁止されているために、
ほとんど練習されていない状況から、当身技の練習法の確立を目的として
創始された武道です。
日本の武道ではその形態が最も総合格闘技に近いと言えるでしょう。
日本拳法の試合は防具(面・胴・股当)とグローブを着け、突き、蹴り、投げ、
関節技を駆使して勝敗を極めます。
防具を使用しているため直接打撃制を採っている点が凄いと言えます。
日本拳法の直突きの威力は他の流派にも広く知られており、日本拳法を代表する技の一つにもなっています。
その実戦性の高さから、自衛隊の教練にも取り入れられ、自衛隊徒手格闘は、
日本拳法と柔道と合気道をベースに作られました。
全国の大学にクラブがあり、その出身者(渡辺二郎、猪狩元秀など)たちの活躍も日本拳法を大きく発展させたのに無関係ではありません。
現在主要な団体として日本拳法会、日本拳法連盟などの諸団体を統括する
『日本拳法全国連盟』・『NPO法人日本拳法協会』
『世界日本拳法連合講武会館』・『日本拳法協会』があります。
≪サンボ≫
サンボ (英:Sambo) はソビエト連邦で開発された格闘技です。
日本で一般に知られているスポーツ、格闘技としてのサンボ以外に、
軍隊で採用されているコマンドサンボがあります。
日本でコマンドサンボと呼ばれるサンボは正確には英語でコンバットサンボ、
ロシア語でボエボエサンボと言います。
サンボの特徴としては柔道やレスリング、ソビエト連邦各地方の相撲が
ベースとなっており、打撃技を使用することはできません。
投げ、関節技による一本か、一本に至らない投げ、押さえ込み、
ローリング(レスリングでいうフォールに近い形)等のポイントを競います。
柔道と異なり足関節技が許されている。
また、押さえ込みだけでは一本とならない。
絞め技は禁じられている。
レスリングとは関節技の有無が大きな相違点である。
上半身は柔道着状のサンボジャケット、下半身はスパッツで、
レスリングシューズを履く。
アマチュアレスリングマットと同じ円形のマット場で競技を行います。
まさにサンボはハイブリッド格闘技と言えるでしょう。
サンボ出身の主な総合格闘家
エメリヤーエンコ・ヒョードル(第二代PRIDEヘビー級王者)
セルゲイ・ハリトーノフ
参考:日本サンボ連盟
◆総合格闘技のセールスポイント◆
総合格闘技のセールスポイントはなんと言っても各種格闘技の技術が必要と
されることです。
料理にたとえるなら
日本・フレンチ・中華・イタリアンなどのフルコースバイキング
と言ったところでしょうか?
総合格闘技ジムのほとんどは打撃・組技・寝技の各クラスで練習が可能なので
各種格闘技を学ぶことが可能で大変お得になっています。
格闘技未経験者なら総合格闘技ジムに入門するのはお勧めですよ!
豆知識:
以前、タレントの水野裕子さんもGRABAKA(グラバカ)で
総合格闘技の練習をしていました。
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