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◆キックボクシングの歴史◆
キックボクシングはムエタイを元にボクシングに蹴り技の要素を加えた
格闘技です。
通常、キックボクシングは日本で生まれたものを指しますが、一般に
ボクシングのリングを使った立ち技系のプロ格闘技全般の総称を指す場合が
一般的となっています。
現在、世界中で広く『Kick Boxing』と呼ばれているものは日本で生まれた
和製英語なのです。
アジア地区で立ち技格闘技として最強と言われているタイの国技『ムエタイ』
に対抗するため、日本人ボクシングプロモーターであった野口修氏が
独自に開発した格闘技の一つです。
大抵の人はキックボクシングとムエタイを混同します。
また、第一人者である沢村忠は「キックの鬼」と呼ばれ、
漫画やアニメ作品にも取り上げられました。
必殺技はあの有名な「真空とび膝蹴り」です。
≪キックボクシング誕生の経緯≫
タイと交流のあった野口修氏がムエタイと空手の交流を企画したが、
ほとんどの空手団体は無視していました。
そこで当時売り出し中の大山道場(後の極真会館)の三人の道場生が
ムエタイとの交流戦を行ないました。結果は二勝一敗でした。
唯一敗れた黒崎健時はムエタイを研究してキックボクシングのジムを作り、
またオランダの極真道場から後にピーター・アーツなどを輩出する
メジロジムを作りました。
ちなみにアーネスト・ホーストを擁するボスジムもここからの分家です。
極真会館以前から直接打撃制を行っていた山田辰雄氏の日本拳法空手道も
キックボクシング成立に協力したと言われています。
野口氏がキックボクシングという名前で、当時の空手家やボクサーを集めて
興行を始めたのは1966年のことです。
その後沢村忠(剛柔流空手出身)というエースの育成に成功した
キックボクシングは、ブームを巻き起こしました。
一時はTBS、日本テレビ、東京12チャンネル(現・テレビ東京)の3局で
放映されるほどの人気を誇っていました。
また1973年に沢村忠は
第6回日本プロスポーツ大賞・内閣総理大臣賞を受賞しています。
この頃のキックボクシングはプロ野球や大相撲と並ぶメジャースポーツ
だったのです。
極真会館はキックボクシング成立以前からプロ空手の立ち上げを
模索していましたが、キックボクシングの成立後、極真ジムを立ち上げて
山崎照朝(極真全日本優勝)などの選手を送り込みました。
しかし沢村忠の引退と共にテレビ放送が打ち切られるとキック団体が次々と
分裂し人気が下降していきます。
そして1990年代になり、空手による興行を行っていた
石井和義氏(正道会館創始者)がキックの亜流ルール
(ヨーロッパキックボクシングルール・肘打ち禁止)でボクシングや
空手など打撃系格闘技最強を決めるイベント『K-1』を
開催し現在も続いています。
2002年にはK-1ミドル級部門の設立を機に日本人キックボクサーの活躍も
増え、現在もキックボクシングの注目度はさらに高まっています。
現在『K−1』は『PRIDE』と共に格闘技ブームの一翼を担っています。
キック豆知識:
あの石原慎太郎氏は、元全日本キックのコミッショナーなんですよ!
◆『キックボクシング』ってどんな格闘技なの?◆
キックボクシング団体の分裂の影響もあり、現在ではムエタイに
近いものから危険な技を取り除き安全性を高めたものまで
さまざまなルールが存在します。
特に肘や膝を用いた攻撃は流血を招きやすいため禁止されていることが
多いようです。
最も極端なスタイルでは肘打ちや膝蹴りはもちろん、団体によっては
スネをつかった蹴りも禁止され、腰から上のみの攻撃が許されている
というものも存在します。
キックボクシングの試合は2〜5Rで行われることが多く、ボクシング同様
3分1ラウンドで1分の休憩を挟む形式がもっとも一般的でムエタイのように
休憩を2分取ることは殆どありません。
また総合格闘技『PRIDE』で活躍している、
ミルコ・クロコップ(キックボクシング)やバンダレイ・シウバ(ムエタイ)
も打撃系の選手です。
この2人の活躍は『キックボクシング』が「優れている格闘技」であることを
証明しているのではないのでしょうか。
キック豆知識:
これまで本場タイのムエタイで王座を獲得した日本人たち
藤原敏男
小笠原仁
武田幸三
◆キックボクシングのセールスポイント◆
キックボクシングの魅力はそのスピード感と一瞬で勝負がついてしまう
スリルでしょう。
まぁ、これは観ている分には良いのですが・・・・
≪フィットネスとしてのキックボクシング≫
『キックボクシング』というと「減量苦」・「壮絶な打撃戦」・「血みどろ」という
無骨なイメージをお持ちの方も多いことでしょう。
しかし、ここ数年はダイエット目的に女性が取り組む
「キックボクシングエクササイズ」が多くのフィットネスジムで人気に
なっています。
「K−1を観るのは好きだけど自分でやるのはちょっと・・・・」とお考えの方でも
まずはフィットネス感覚ではじめてみては如何でしょうか?
また、『フィットネス感覚』と言っても、そこは『キックボクシング』であり、
パンチとキックのコンビネーション技を学ぶことも出来ます。
これは護身術としても役立ちそうですね!
それとサンドバッグへパンチをしたり、
キックをしたりするのでストレス解消にも
役立ちますよ!
キック豆知識:
あの米国のアーティスト・47歳でピンクの
レオタードを着て踊りまくる『マドンナ』も
キックボクシングをやっているんですよ!
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